皆さまこんにちは。DSJボードメンバーの木戸淳太です。本日は「歯科医療の価値を伝える方法」についてお話しさせて頂きます。世界中のほとんどの人は歯医者が嫌いです。それは歯科医療の素晴らしさを理解していないからであり、またその価値をほとんどの歯科医療従事者が正しく伝えられていないのが原因です。
博士号、勉強会でのサーティフィケート、派手な治療前後の写真などでは患者には何も伝わりません。昨今のウェブサイトやSNSではどこか、患者を感心させるよりも同業者を感心させることに時間が割かれているような傾向にもあります。
5月から治療計画のコースが始まりますが、治療計画はただ立てて満足するのではなく、それを患者にプレゼンして承諾を得ることがゴールです。
本当に魅力ある治療計画のプレゼンテーションは、目の前の患者に「この歯科医院は違う」と歯科医療に対する価値観を変革させる最も大きな手段であり、自分の顧客にするまたとない機会になりうるものです。
なぜなら本当の意味で患者によってカスタマイズされた治療計画には論理的な要素に限らず、感情的な要素まで含みプランニングされているからです。
今まで衝動買いしたものを思い返して目の前に並べてみると、いかに人は理性で動かないかということがよくわかります。 その点、アパレルの方やクルマのディーラーの方が我々よりもよっぽど感情に訴える方法を理解されています。
「論理的」な治療計画の立案を学んだあと、それにいかにして「感情」「情熱」を伝える要素を組み込んでいくかが我々には問われているように思います。
DSJボードメンバー:木戸淳太