治療計画、補綴修復、歯周病(インプラント)、歯内療法のスタディグループはデンタルスクウェアジャパン(DSJ)へ

プロフィール

築山 鉄平

2001年
九州大学歯学部卒業
2001年~2004年
佐賀医科大学(現佐賀大学医学部) 歯科口腔外科 勤務
2005年~2006年
日本橋矢澤歯科医院 勤務
2006年~2009年
タフツ大学歯学部歯周病インプラント科
最優秀臨床賞(certificate of excellentce) 受賞
2009年
米国歯周病学会歯周病認定取得(日本で8人目:2010年1月現在)
(Diplomate, American Board of Periodontology)
2010年
Boston Periodontal Resident Meeting
最優秀臨床ポスター賞受賞
2010年
米国歯科修士取得(Master of Science)
2009年~2010年
タフツ大学歯学部審美補綴フェロー
2010年
ITI (International Team for Implantology) Language Reviewer
2010年
福岡県 つきやま歯科 勤務
2011年
つきやま歯科医院 専門医療センター センター長 就任
2013年~
PHIJ (Perio Health Institute Japan) コースディレクター

私は、高校時代は比較的真面目な学生で受験勉強と部活に明け暮れました。高校総体が終わってからは歯科医師である父の影響もあり九州大学歯学部に入学しましたが、ハードな受験勉強の甲斐があって1995年九州大学の入学式で総代を勤めさせていただきました。

学生生活の多くの時間をテニス部活動、アルバイトに費やしました。代わりに歯科学以外の世界を多く経験することができ、他業種の多くの友人に恵まれたなと思います。思えば、当時の「歯科界の常識」に染まらなかったことが今の私の歯科医師としての哲学に大きく影響を与えていると思います。大学5年生の時に初めてアメリカ合衆国ワシントン州シアトル市にあるワシントン大学を訪問する機会を得て、歯科先進国といわれるアメリカの歯科教育の充実さに感動し、将来の留学に想いを馳せたものでした。

麻酔科研修で全身麻酔を行なっている様子

卒業後は全身管理と基本的な外科的知識や技術を習得するために、佐賀医科大学歯科口腔外科で3年半研修を積ませていただきました。医科のドクターと一緒に3ヶ月の救命救急、6ヶ月の麻酔科研修を行ったことは全身疾患にも細かい配慮をする歯科医師でなければならないという、考えをより強固にする機会となったと思います。

チュニジア口唇口蓋裂患者の資料採得
の様子

佐賀医科大学口腔外科で研修中には、発展途上国への口唇口蓋裂に関する知識・技術を伝えるための海外ボランティア活動に携わりスリランカ、チュニジアでの活動に従事しました。これらの経験を通じて国際的に物事を考える楽しさや、英語の重要性を再認識しました。

故 矢澤一浩先生と

タフツ大学歯学部歯周病科の専門医課程に合格するまでの1年半、東京日本橋でご開業されていた矢澤一浩先生(故人)に師事し、臨床医としての心構えを教わりました。顎咬合学会理事長を歴任され、アメリカの補綴教育を初めて日本に持ち込まれた保母先生と共に黎明期の日本の歯科医療を支えられたお一人で、人間的にも歯科医師的にも最も尊敬する偉大な臨床家です。

  • 船越栄次先生と

  • 二階堂雅彦先生と

タフツ大学歯学部卒で日本の歯周病学のパイオニア的存在の船越栄次先生、前臨床歯周病学会理事長の二階堂先生にタフツ大学入学のための推薦状 (letter of recommendation)をいただき、入学への大きなきっかけを頂きました。今でも多くのことを教わる偉大な恩師です。

2006年6月タフツ大学留学時初日のクラスメートとの写真。タフツ大学自体が非常に国際志向の大学で海外からの留学生を多く受け入れています。クラスメートは私を含め8人いましたが、そのうちアメリカ出身は3名で、他の5名はヨーロッパ、中東アラブ、南米、アジアとそれぞれ異なる地域の出身でした。異なる教育背景を持つ歯科医師が、世界共通言語の科学的エビデンスを通じて3年間の教育課程を通じて歯周病学インプラント学の専門医を目指します。

症例発表を行なっている様子

毎日、毎朝8時から授業が始まります。他科との治療計画セミナー、論文抄読、ケースプレゼンテーションが組まれていて、深く広く知識を習得することを求められます。積極的なディスカッションが中心で、先生が一方的に教えるスクール形式は多くありません。

歯周病専門医は基本的にGPの先生や他科の先生からの紹介を元に、相互連携を測りながら歯周治療、インプラント治療を行なっていきます。したがって専門医レジデントの頃から他の分野の専門医(GP、補綴、矯正、エンド、口腔外科)とコミュニケーションをとることが日常的に訓練されます。デンタルスクウェアージャパンのボードメンバーは全員同様の経験を有しています。

文抄読、治療計画セミナー、症例検討を通じて得たScience(科学的情報)を元に、それを技術に生かして実際の患者さんの治療にあたります。外科治療中はステップステップでファカルティーと呼ばれる指導教官に導きを受けながら治療を完遂していきます。タフツ大学は特にボストン中心部に近いことから患者さんが多く来院される病院ですので、量質ともに充実した多様な臨床経験(Art)を積むことができました。歯科医療の本質をよくScience and Artと表現されますが、3年間のカリキュラムでそれを体現していくことを学ぶわけです。本当にこのプログラムに入学してよかったと心から思います。

  • 矯正科レジデントと連携を行なっている様子

  • ファカルティーに指導を受けている様子

  • 患者さんに説明している様子

Yankee Dental Congress 2009
講演発表前の様子

プログラム在籍時は希望すれば対外的な学会講演会での発表機会も与えられます。アメリカ東海岸で最も大きい学会の1つであるYankee Dental Congressで2009, 2010年の2回発表機会を得ることができました。1時間の講演というのは当時あまり経験がなく大変貴重な経験となりました。

最優秀ポスター賞の表彰式、記念品授与の様子

2010年にはタフツ大学、ハーバード大学、ボストン大学の合同発表会が行われ臨床ポスターセッションで最優秀賞を授与することができました。アメリカはその多様性が故に社会的問題点ばかりが指摘されますが、実力を示せば人種の壁を超えて評価してもらえるという自由は確かに存在しますし、向上しようという人たちにとっては無限の可能性がある国だと思います。

  • 2012年アメリカ歯周病学会での講演の様子。初の80分単独講演。

  • 2013年タフツ大学同窓講演会での講演風景

  • 2010年PRDミーティングの発表にて

  • 2010年タフツ大学補綴同窓会のポスター発表

  • タフツ大学歯周病学専門医プログラムの卒業証書授与式で。現AAP PresidentのDr.Terrence Griffinと一緒に。

  • アメリカの卒業式でおなじみのHat Toss

  • デンバーにある歯周病専門クリニック Altura Periodonticsでの講義

  • 国内での講演は年間20回前後行なっています。

  • 現在でもタフツ大学臨床助教授として年に1、2回教鞭をとっています。次世代の歯周病専門医の卵たちに少しでも貢献できればと思っています。

タフツ大学講義後。歯周病専門医レジデント、ファカルティー達と一緒に。

私がタフツ大学で享受した教育で痛感したのが、教育内容が非常にロジックで、教育の質が担保されていることでした。また知識と技術のトレーニングのバランスが素晴らしく、また効率的であるために、3年間のトレーニングで一般開業医の15年程度の外科的経験が積むことができると言われています。
デンタルスクウェアジャパンでは私がアメリカで実感したような質の高いプログラムを、各分野の専門医から皆様にご提供いたします。

木戸 淳太

2006年
長崎大学歯学部卒業
2006年~2011年
佐賀大学医学部歯科口腔外科 勤務
2011年~2014年
タフツ大学歯学部補綴科専門医課程留学、米国補綴専門医取得
2014年~2015年
タフツ大学歯学部 Advanced Digital Prosthodontics and Implant Dentistry フェロー
2015年~
(医)雄之会つきやま歯科医院 勤務
留学した経緯
歯科医師としての殻を破りたいと思っていた時期にたまたま留学されていた諸先生方のお話を伺う機会があり、単純に面白そうだと思ったのがきっかけです。その後、現地での見学や情報収集を重ねた結果、歯科医療先進国であるアメリカの補綴学を学び、それを日本の患者さんに提供したいと思い留学を決意しました。
留学中に学んだこと
あるべき歯科医療に対して真摯に向き合う姿勢、そして正しい学び方を学びました。
現在の仕事内容
アメリカやヨーロッパでは一般的に行われている専門医療制度にならい、当院において補綴治療のみに特化した診療を行っています。
DSJで実現したいこと
臨床の現場では常に決断することが求められます。最良の結果を導く上で最も重要なのは、必ずなんらかの「基準」を持って判断できるかどうかです。歯科治療のスタートでありゴールでもあるのが補綴治療ですが、その道筋を 最初から最後まで一貫して計画通りに 行う事は容易ではありません。皆さんが日々の診療を行っていく上でのこの「基準」をDSJで作り上げて頂ければと思います。


土屋 嘉都彦

2002年
福岡歯科大学 卒業
2002年~2004年
土屋デンタルクリニック勤務(大分県佐伯市)
2005年~2008年
米国インディアナ大学補綴科
2008年
米国歯科修士取得(M.S.D.)
アメリカ補綴学会ボード認定専門医(日本で初、Diplomat, American Board of Prosthodontics)
The John F. Johnston scholarship award 受賞(インディアナ大学補綴科より首席卒業のため)
2011年~
福岡歯科大学臨床教授(当時日本では最年少教授 当時33歳)
2015年
土屋デンタルクリニック大分オフィス開院(大分県大分市)
留学した経緯
学生時代に歯科医師である父と海外の学会に出席した際に、世界の歯科医師と自分も会話ができるようになりたいと思ったのがきっかけでした。また、アメリカの教育が素晴らしいと聞いていたので、一度体験してみたかったことが大きいです。留学経験者で福岡開業の船越栄次先生や岡村光信先生の影響と、東京都開業の武田孝之先生のアドバイスがあり決断しました。そして異文化に触れてみたかったことも大きいです。
留学中に学んだこと
学術論文などから学んだ科学的根拠のある医療を実践する方法を学びました。また、補綴の限界を学べたことも大きいと思います。
現在の仕事内容
補綴学を基本とした全顎治療を行なっているため、基本的なカリエス処置からインプラント治療、抜歯、矯正、歯周外科など幅広く診療しています。
DSJで実現したいこと
補綴はわかりにくいと感じている先生もいらっしゃるようなので、このDSJコースを通じて補綴の面白さを先生方と共有したいと思っています。


田中 利典

2001年
東北大学歯学部 卒業
2001年~2004年
東京医科歯科大学摂食機能評価学(補綴科)専攻生
2004年~2008年
澤田デンタルオフィス(東京都新宿区)勤務医
2008年~2010年
米国コロンビア大学歯学部歯内療法専門課程
2010年
米国歯内療法専門医取得
2010年~
川勝歯科医院副院長
2014年~
日吉歯科診療所(山形県酒田市)専門医診療室 歯内療法担当医(非常勤)
留学した経緯
勤務先での院長の仕事ぶり、お人柄、歯科医療に対する姿勢から、自分自身も歯内療法を専門に仕事をしたく思ったことがきっかけでした。「◯◯先生に師事」「△△セミナー修了」でなく、患者さんはもちろん医療従事者からも正しく評価されるためには米国の専門医課程に進学することが一番よいと考え、留学しました。
留学中に学んだこと
学業を修めることはもちろんですが、レジデントはみな国際色豊かで、文化、宗教、各国の歴史的背景の違いを通じて、世界における日本、日本における歯科医療のあり方を深く考える機会を得ました。
現在の仕事内容
当初の「歯内療法を専門に診療をする」をベースに、日本の歯内療法における学術や学部教育に関わる機会が増えてきました。
DSJで実現したいこと
DSJは専門医を増やすための教育機関ではありません。症例やテクニックを披露するセミナーとも違います。「難しい」ものを「難しい」ときちんと評価でき、それを正しく国民に伝え、それぞれの歯科医院でどのような解決策を提案できるか、医療従事者としての倫理観のもと最善を尽くすヒントを提供する場です。受講するみなさんにとって、世界基準の目線に立ったときにGPとして歯科医療にどう関わっていくかを模索する機会になればと願っています。


嘉村 康彦

2010年
東京医科歯科大学歯学部 卒業
2010年~2012年
久留米大学医学部歯科口腔外科医療センター研修勤務
2012年~2015年
つきやま歯科医院勤務
2015年~2017年
コロンビア大学歯学部歯内療法科専門医課程留学
2017年
米国歯内療法専門医取得
米国歯科医師免許取得(ハワイ州、テキサス州)
2017年~
Sigma Dental Specialists Associate Endodontist
留学した経緯
歯学部在学中に1年間ニューヨークに留学を経験し、日本との歯科医療教育とは大きく異なる、米国での専門医教育を目の当たりにしました。歯学部卒業後、口腔外科研修を経て、つきやま歯科医院に就職。歯科衛生士とGP、専門医の連携やEBDを学び、さらに厳しい環境で専門医教育を受けるべく留学しました。
留学中に学んだこと
EBDは科学的エビデンスだけでなく、患者の希望、術者の技量も加味して考えられるものです。ニューヨークという国際色豊かな都市で歯内療法科レジデントとして多くの個性豊かな患者に出会い、多種多様な症例を経験しました。ベストな選択をするためには専門医とGPもしくは専門医同士の連携は不可欠であり、その関係性の構築が大変重要です。そして関係性の構築には、歯科医療理念や歯科医療倫理を共にすること、専門医とGP のそれぞれ治療を理解し、把握することであるということを学びました。
現在の仕事内容
アメリカ、テキサス州にある歯内療法のみを行うクリニックにて歯内療法専門医として勤務しています。来院する患者は100%紹介ベースですので、常に紹介元のGP、専門医とコミニーケションによる情報、コンセプトの共有を心がけ、長期的な患者のQOL 改善のため、最高水準の歯内治療と患者経験を実現できるように尽力しています。
DSJで実現したいこと
DSJ では厳しい基準を満たした専門医プログラムを出た専門医をボードメンバーとして設立されました。我々が持つ知識や経験だけなく、歯科医療理念や歯科医療倫理などについても活発に議論し、GP の皆さんと共有することができたら幸いです。


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