治療計画、補綴修復、歯周病(インプラント)、歯内療法のスタディグループはデンタルスクウェアジャパン(DSJ)へ

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【DSJ/デンタルスクウェアジャパン】ACP(American College Of Prosthodontists)のご報告

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皆さまこんにちは。DSJボードメンバーの土屋嘉都彦です。この度、私は11月1~4日にサンフランシスコで行われたACPの47th Annual Sessionに参加してきました。ACPとは、数あるアメリカの補綴学会のひとつであり、この学会が米国補綴専門医のボード認定を取り取り仕切っています。ペリオのAAP(American Academy of Periodontology)をご存知の方は多いと思いますが、ACPをご存知でない方が多いのは少し寂しい気持ちがあります。

 

 

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今年は「補綴専門医が行うインプラント埋入」「デジタル関連」「デジタルに関係するマテリアル関連」の講演が多くありました。私が留学していた頃は、補綴専門医がインプラント埋入を行うことはほとんどありませんでしたが、最近では補綴専門医がインプラントを埋入することも増えてきています。それに合わせて、ACPでもインプラント埋入に関する講演が見受けられました。

 

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「デジタル」に関しては、「口腔内スキャナー」「オールセラミックス(ジルコニア、E-MAXなど)」「3Dプリンター」が取り上げられていました。ただ、デジタルの講演内容はどれも説得力に欠けるものが多かったように思います。その要因としては、恐らく「デジタル化」のスピードに科学的根拠が追いついていないからだと思います。デジタル化においては『”最新”は”最善”ではない』ということを十分に理解し、専門医の知識をフル活用し「物理的・化学的」に考え、正しいと思うことを慎重に臨床応用していかないと難しいと改めて感じました。

 

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私はACPにはできるだけ毎年参加するようにしています。その理由としては「知識のアップデート」はもちろんですが、「アメリカの友達に会う」ことも楽しみのひとつだからです。今年も多くのインディアナ大学出身の補綴専門医と再会することができ、時差ボケの中でしたが皆で食事へ行き、昔話に花を咲かせ有意義な時間を過ごすことができました。今回アップデートした情報なども、DSJの補綴修復コースである『天然歯に対する補綴修復 -クラウンブリッジの王道から最先端まで-』コースでお伝えできればと思います。

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http://dentalsquare-japan.com/about/index04/

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DSJボードメンバー:土屋 嘉都彦