治療計画、補綴修復、歯周病(インプラント)、歯内療法のスタディグループはデンタルスクウェアジャパン(DSJ)へ

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【DSJ/デンタルスクウェアジャパン】天然歯に対する補綴修復について

皆さまこんにちは。DSJ(デンタルスクウェアジャパン)ボードメンバー、米国補綴専門医の木戸淳太です。

 

先日当院に見学にいらっしゃった学生に「専門医とは何か?」と質問されました。話し出せばキリがないのですが、様々な専門医の中でも特に補綴専門医に関しては一体どのような存在なのか非常に分かりづらいと思います。

 

それはA Study of the Attitudes of General Dentists toward Prosthodontists(補綴専門医に対する一般歯科医師の意識調査)という文献で述べられていたように、補綴専門医と一度も仕事をしたことがない歯科医師の70%が「仕事内容が自分たち自身で十分できる範囲である」、残りの20%が「そもそも一緒に仕事をする必要がない」と言われていることからも明らかです。

 

その最たる例がクラウンの形成だと思います。確かに手先が器用で歯冠形成が非常に上手な若いドクターはたくさんいらっしゃいます。しかしそのバックグラウンドには、必ずしも我々補綴専門医が学んできたようなサイエンスとアートがあるとは限りません。「これまでの経験からなんとなくできるようになった」よりも、「形成する前から思い描いていたスタートからゴールまで、論理的に根拠をもって達成できた」の方が絶対に面白いと思います。

 

◇形成前

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◇プロビジョナルレストレーション

 

ロールプレイングゲームなどでは主人公の上から俯瞰した状態で見るので、どこに何があるかはっきり分かります。しかし、自分の視点で行う画面では目の前にあるのは壁や扉ばかりです。これまでよりももっと広い視野で、より歯科医療を面白く感じて頂けるようになれるコースをDSJでは目指しています。

 

治療計画セミナーはありがたい事に満員御礼となりましたが、天然歯に対する補綴修復はわずかながらまだ席が残っております。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

DSJボードメンバー: 木戸淳太